チームラボのインターンに行ってきた(インタラクティブチーム)
2019/09/02~2019/09/13の2週間、チームラボ株式会社のサマーインターンに参加させていただきました。 そのインターンでのことをまとめたいと思います。
チームラボ株式会社とは
チームラボは、メディアアートやweb開発、モバイル開発など様々な制作・開発を行なっている会社です。 採用ページなどで見かける「ウルトラテクノロジスト集団 チームラボ」というように、様々な分野のスペシャリストの方がいらっしゃるようです。 インターンで参加できるコースも12コースほどあり、私はインタラクティブチームに参加させていただきました。
チームラボとの出会い
チームラボの名前を知ったきっかけは、2年前参加したVRの国際コンテスト(IVRC2017)に出場した時でした。 このコンテストにチームラボが協賛しており、自分の作品を社員の方が体験していただけたことがきっかけです。 自分は高校生のころ映像制作などの芸術と技術が融合したものを作りたいと思って今の大学に入学したので、チームラボが制作しているメディアアート作品をwebで見たときは「まさに自分が追い求めているもの」と非常に驚いたのを覚えています。
インタラクティブチーム
インタラクティブチームは、このメディアアートなどを制作しているチームです。 一番最初に乗せた写真↑、teamLab Borderlessのビジュアル部分を制作しているのも、このチームです。
インターン応募
インターンの選考は、エントリーシートによる書類選考後、面接でした。 面接は、参加希望するコースの現場エンジニアの方とお話したので、技術話で盛り上がりました。
僕がインターンにいく理由としては、
- 会社自体や利用している技術に興味があり、現場を見たい
- 将来の就職先として考えている
と大きく2つです。 他に参加したインターンの大体は前者なのですが、チームラボは両方の動機がありました。 だから、どうしてもインターンに行ってみたかったのです。 (実は、今回インターンに参加する前に2回応募しているのですが、2回とも書類選考で落とされています...笑)
インターンの内容
インターンでの内容は初日の日にメンターの社員さんと相談して決めました。 何か作りたいものがあるか、何をしてみたいかなどを話し合い、2週間で制作するものを決めました。 僕の場合、インターンの間にやりたいと思っていたこととして、「シェーダーを使えるようになる!」と言うことを考えていました。 しかし、シェーダーで何を作りたいかがその場で思い浮かばなかったので、開発中のARペイントアプリでも使えそうな、「自作のブラシエフェクトを作ろう!」となりました。 また、VRペイントアプリケーション「Tilt Brush」とかでは、アニメーションをするブラシが少ないと言うことだったので、アニメーションするブラシもできたらいいよねとなりました。 最終的に、「アニメーションブラシエフェクトに凝ったVRペイント」を作ることにしました。
今回のインターンの期間に大きく分けて3つのブラシを作成できました。 最終的な作品がこちら↓
インターンで作ったものを自分の成果物にしていいよとのことだったので、GitHubでソースコードは公開しています。
最終日には、インターン生が2週間の成果を発表する機会があったので、その時に発表もしました。 そのスライドも載せときます!↓
インタラクティブチームインターン生としての感想
開発中はほとんど見た目のディテールにこだわることをしており、ブラシの線の太さやペイントスピードなどが変わっても、見た目のディテールに影響しないように調整するのが大変でした。 やはり、世界中から高い評価を受けるアートを作っている会社であるだけに、豊富な技術力やノウハウを持っていることを実感しました。 実装方法に悩んだり勉強したいことがあれば、サンプルプログラムを見せてもらえたり、オススメの本を教えてもらえたりしました。 また、週一で短い時間ですが、インタラクティブチームの勉強会があったり、今やっている仕事の内容や工夫点を共有していたりと、ありとあらゆる場面で学ぶことができる環境だったと思います。 さらに、ランチはインターン生とチームメンバーで行こうとしていただけたため、インタラクティブチームで働くのはどんな感じかといったことから、展示している作品の技術的な話まで様々な話ができ、学べることが非常に多い環境でした!!
インターン毎日学ぶこと多くてかなり楽しいけど、その分インプットする知識が大量なので夜は疲れてる(普段がのんびりしすぎなだけ 笑)
— IKEP (@CreativeIKEP) 2019年9月4日
チームラボのインターン生としての感想
インタラクティブチームではなくチームラボのインターン生としても非常に楽しい働ける環境でした!
初日と最終日にはインターン生全員と社員さんで懇談会があり、他のインターン生や社員さんと話すことで刺激が多いです。 自分の知らない分野の技術話を聞いたり、チームラボ働いてみてどうかとかなど多くのことを話せました。 一方で自分の技術話も理解してもらえて通用するのも非常に嬉しかったです。
チームラボインターン最終日懇談会めちゃクソ楽しかった
— IKEP (@CreativeIKEP) 2019年9月13日
技術話が深掘りしてここまで話せる環境はなかなかない pic.twitter.com/T1blgtYI9V
採用チームの方とランチする機会があった時に、前述したIVRCの話ができたのも記憶に残っています。 今年のIVRC予選が、インターン期間中チームラボオフィスの近くで開催されたこともあり、自分が出場した時の話もできました。
VR学会&IVRC行きたかった...
— IKEP (@CreativeIKEP) 2019年9月11日
せっかくインターンで東大の近くにおるのに...
今日から #IVRC 予選
— チームラボ 採用 (@teamlab_recruit) 2019年9月11日
学生が企画・制作したVR作品を競う大会に協賛しています。決勝へ進む作品(https://t.co/ckq1VDimdS)は果たして!?
我々は13日に参戦予定です。是非お声がけください🙇♀️
ちなみにteamLab は通年でアルバイトを募集しています。学生さん大歓迎!!https://t.co/Zcq4Jv96x3 pic.twitter.com/8yQdoQ7kfc
インターンの待遇
チームラボのインターンはインターンの経験だけでなく、待遇も非常に素晴らしくありがたいものでした。 まず、インターン期間中は時給1000円が発生しており、お給料がもらえます。 (他のチームは実務やってるとこもあるけど、インタラクティブチームは実務してないのに....。感謝感激😂)
また、交通費、宿泊費も全額支給してもらえます。 特に宿泊に関しては、インターン開始前日から最終日翌日まで、オフィスまで徒歩10分のホテルをチームラボ側で予約していただけました。 そのため、初日の朝早くや最終日の深夜に新幹線に乗ることもなく、初日前日にゆっくり行ったり、最終日翌日に観光したりもできました。
また、インタラクティブチームインターン生としてはめちゃくちゃ嬉しいteamLab Borderlessの見学会もありました。 自分が今(インターンで)いる場所はこの作品が生み出されている場所だということ、自分が学んでいるその先にこのような作品を作れる可能性があること、などを考えたら鳥肌が立ちましたね 笑
本日のお仕事#チームラボボーダレス見学会 pic.twitter.com/2t24BdXpA5
— IKEP (@CreativeIKEP) 2019年9月6日
まとめ
一言でいうと、「クリエイティブに没頭できる最高の2週間」という言葉が全てを物語っていると思います!! 様々な人と出会い交流しつつも、自分の専門を深め非常に多くのことを吸収できる環境が整っていると思いました。 何より、自由に好きなことで働けるということが実感しました。 もっとこの環境でいたかったと心の奥底から思うほど、チームラボのインターンに参加できてよかったです! チームラボのみなさま、インターン生のみなさま、ありがとうございました!!m( )m