IKEPの制作ブログ

学生エンジニアIKEPの制作ブログです。作品の技術話や制作での経験談などを書いています。

カメラ1台でできる完全自動リアルアバター生成パイプラインを作った

以前、CGで作った人の影を利用したインタラクション作品を作った話を書きましたが、その作品制作の中で写真1枚から人物のアバター生成を行うシステムを開発しました。 今回は、その詳細について書いていきます。 以前の記事はこちら (以前の記事を読んでいな…

「駆け出しだった大学生」がVRコンテストで2作品作って準優勝したお話

今年、IVRC 2021 (Interverse Virtual Reality Challenge)に参加してVR、インタラクティブ作品を制作しました。 約半年の活動がようやく落ち着いたので、その活動について書きます。 IVRCとは IVRC(Interverse Virtual Reality Challenge)のサイトに書いてあ…

1人で1年かけて、ARでつながる新時代SNS「Treadraw」をつくった

タイトルにある通り、たった1人の個人開発で約1年をかけ、ARでつながるSNS「Treadraw」を制作しました。その制作の話をしたいと思います。 ダウンロードはこちらから↓ Treadraw Shunya Iketani Social Networking Free apps.apple.com Treadrawとは? 「トレ…

チームラボのインターンに行ってきた(インタラクティブチーム)

2019/09/02~2019/09/13の2週間、チームラボ株式会社のサマーインターンに参加させていただきました。 そのインターンでのことをまとめたいと思います。 チームラボ株式会社とは チームラボは、メディアアートやweb開発、モバイル開発など様々な制作・開発を…

敵対的生成ネットワークをまじめに勉強して実装してみた2 ~CycleGAN~

前回、概念から数学的なことも含めてGANについて説明しました。 今回はCycleGANにフォーカスを当てます。 CycleGANの論文より CycleGANとは 画像から画像への変換が可能なGANの一種です。 こういった画像to画像の変換にはpix2pixのように、データセット画像…

敵対的生成ネットワークをまじめに勉強して実装してみた

敵対的生成ネットワーク(Generative Adversarial Network, GAN)を使うことになったので、いろいろ勉強しました。せっかくなので、備忘録として勉強したことをまとめておきたいと思います。これから、GANを勉強する方の参考にでもなればと思います。 GANとは …

NAKEDのインターンに参加してきた

8/5~8/15まで約2週間、株式会社ネイキッド(Naked Inc.)の実務インターンに参加させていただきました。 そのインターンで学んだこと、感じたことなどをまとめたいと思います。 株式会社ネイキッドとは NAKEDは、空間全体を演出するクリエイティブカンパニーで…

株式会社Aimingのインターンシップに行ってきた

3/25 ~ 3/29までの1週間、株式会社Aimingのエンジニアインターンに参加させていただきました。 今回はそのことについて書きます。 Aimingとは Aimingはオンラインゲームの企画からプロデュース・開発・運営までを行なっているゲーム会社です。 制作タイトル…

VR作品「I AM MAN」がISCA2018で佳作賞を受賞しました

研究室の実習の1つとして、VRコンテンツを作成して、INTERNATIONAL STUDENTS CREATIVE AWARD 2018 (ISCA2018)に応募することになりました。応募するとノミネート作品として選出され、本大会に招待されました。さらに、本大会では佳作賞を受賞しました。 今…

UnityでGitHubとGit LFSを使ったバージョン管理初期設定まとめ

Unityで扱うデータサイズは(画像や音声などがあって)大きいため、UnityのプロジェクトをGithubでバージョン管理するのは、ちょっとめんどくさい印象がありました。 新しいプロジェクトを作るときは、いつもいろいろ調べながらGit管理のセットアップをしてい…

IKEPのwebサイトができました!!

前々から自分のwebサイトを持って見たい!と思っていました。 しかし、自分はweb系を専門にしているわけではないのでレンタルサーバなどはちょっと... そんな中、Google App Engine(GAE)とDjango、Pythonを学習する機会がありこれを使ってwebサイトを開設で…

コロプラ勉強会に行ってきた

ある日突然サマーインターンシップに応募したからか、ゲームプログラマー向け勉強会&座談会に来ませんか?とコロプラから連絡をいただきました。いろいろ悩んだが、大学の授業もちょうど休みだったので参加させていただきました。てことで行って来たので、…

RGBカメラ画像処理による関節角度推定

大学の画像処理の実習で、実験の課題が出されました。 実験の内容としては、「今まで学習したことを使って、実験する価値のある画像処理プログラムを作成する」ことです。「実験する価値がある」というのは、すでに実現できるとわかっているものではなく、実…

Swiftによる自作開発アプリの紹介

私が自作&現在リリースしているアプリを紹介していなかったのでこのブログでも紹介しておきます。 プログラミングを始めて間もない頃に作ったものですので、2年弱前(?)くらいのものかと....。IKEPはApple信者であることもあり、その頃からSwiftを勉強してiPh…

本格的なゲームを作ってみたい ~進捗その1~

今までUnityを色々勉強したり、何か作ってみたりとしてきたが、(Unityを使った制作物で)商品として売り出せるような作品を作ってないなと思い、商品レベルの本格的ゲームを最初から最後まで1人で作ってみるかと思い立った。 そこでどういうゲームにするかを…

Processingを使ったインタラクティブコンテンツ作品 with OpenCV, ARToolKit

大学での実習を通して、Processingを使ったインタラクティブコンテンツを作成しました。 Processingを使うのは初めてという中で、ある程度形になったものをここに上げておきたいと思います。 (課題提出締め切りギリギリまで制作していたので、ソースコードは…

AfterEffects, PhotoShopでVFX、アニメーション動画制作

今回はプログラミング関連ではなく、Adobeで映像制作をした時のゆる〜いお話です。 VFX制作 大学生になって初めてPCを購入し、本格的な映像制作ができる環境になり早速Adobeをはじめました。で、VFXというかっこいいジャンルを知り、何もないところからmacが…

Unity&Blenderによるキャラクターアニメーション 〜モデリングからアニメーション、表情つけ、物理判定まで〜

Unityでゲームとかを作るとなると必ずと言ってもいいほど、必要なのはキャラクター。そのキャラクターのアニメーションはゲームの面白さや完成度を左右すると言っても過言ではないと思います。しかし、Unityのアニメーション関連を説明している書籍やサイト…

GoogleHomeアプリ改良編 ~Cloud Functionsを組み込む~

以前の記事でGoogleHomeを使った機材貸出返却システムを作成したことを書きました。(まだ、見てない方はこちらからどうぞ) 今回はこれの改良を行ったときのことについて書きます。 改良点 今までのシステムはGoogleHomeに「〜貸出!」という感じに話しかける…

HoloLensプレゼン支援アプリ「Holoプレゼンター」の制作から展示まで その2 ~ブラッシュアップ&展示&パネルディスカッション編~

今回は前回の続きです。前回の記事を読んでない方はこちらからどうぞ 前回の記事で2月のHoloLensハッカソンに参加してプレゼン支援アプリ「Holoプレゼンター」を作成し、Microsoft賞とスタートアップカフェ賞を受賞したことを書きました。 Microsoft賞はTシ…

HoloLensプレゼン支援アプリ「Holoプレゼンター」の制作から展示まで その1 ~HoloLensハッカソン編~

ようやく一段落したので、ブログにかけますε-(´∀`; ) 今年の2月にHoloLensハッカソンに参加し、その後いろいろあったことを書きます。 今回はハッカソンの時のことだけ書きます。「いろいろあったこと」については次の記事で書きます。 HoloLensって何?? ま…

DialogflowとIFTTT, GASを使ってGoogleHome開発をやってみた

世間のスマートスピーカーブームに乗せられてGoogle Home miniを購入しました。ヨドバシで見ると半額の3000円くらいで安く売ってるし、なんか開発できたら面白そうだからまあ買うかと…。そこで最初に作ったGoogleHomeアプリのことを書きます。 前回、GAS(Goo…

web知識0大学生がGASを使い、3日でサーバーレス機材管理システムを作る

僕がサークルのためのwebアプリを作成した時の話を書きます。 私が大学で所属しているサークルは、写真系のサークルです。そのサークルでは一眼レフカメラなどの機材貸出を自由にできるのですが、貸出の手続きがめんどくさかったり、誰が何を借りているのか…

駆け出しの大学生がVRコンテストに出場した時のお話

半年ほど前にVRのコンテストに出場した時のことを書きます。 私は当時、大学の授業を通じてプログラミングに興味を持ち、独学でプログラミングを勉強していました。 そのころの実力はエンジニアとして勉強しだして半年なため、まだまだ未熟でした(今もです…